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2012.02.23 プチ手術
 をしました。別に整形しました、とかではないので御安心を。外来で日帰りでやってもらったという意味でプチであって、手術は手術です。医学用語なんて仏和辞典では調べられないけど、症状と治療法、医師からの説明から推測するにたぶん「ひょう疽」というやつだろうと思います。要するに、何かの拍子に指先に雑菌だかウイルスだかが入って、免疫力が低下した時に彼らが頑張っちゃって、指の中で炎症を起こし、化膿するという感じです。たしかに、しばらく前から違和感があったことはあったのだけど別に大したことないから放っておいたわけですが(医師いわく、このタイミングで受診していれば抗生物質の投与だけで足りたらしい。)、週末に喉が痛いなぁ風邪かなぁと思っていたら、たぶん免疫力が下がっていたということなんでしょう、細菌ちゃんが頑張ってしまったらしく週明けから指先に激痛が走るようになりました。

 みるみるうちに腫れあがって、指の色も変わって来たので、これは何もしないわけにはいかんな、ということでまず薬局へ。フランスという国は、そこらじゅうに薬局があって、簡易アドバイザー的な役割を果たしてくれるのです。そもそも医者にかかるにしても、ストラスブールで医者にかかったことがなかったので、いずれにせよ薬局に行って医師を紹介してもらわなければいけなかったのだけど。薬局に行くと、こんなになっちゃっているなら医者に診てもらわなきゃダメよーと言われ、近くにある診療所を教えてもらいました。これもフランスの医療制度独特で、みんな最初はかかりつけの診療所で診てもらい、要すればそこから大病院に推薦状を書いてもらうというのが一般的なのです。話には聞いていたけど、なるほどこういうことかと身をもって体験しました。急いでいてもすぐには最適な医師に診てもらえないこのシステム、あんまり効率的ではないんだと思うけどな。

 で、紹介された診療所に行くと、ダンディーな先生がすぐに見てくれました。見た途端に、これ痛いでしょー、膿みを出せばすぐに良くなっちゃうよ、と。その口ぶりからさくっとここで治療してもらえるのかと思ったのもつかの間、すぐにペンを出して、近くの総合病院へ紹介状を書いてくれました。そこからまたてくてく病院へ。この病院、日本でいうところの「手の専門医」がたくさんいる病院みたいで、「SOS 手」という診療科が設けられているほど。ここでも「urgence(救急)」というコーナーに行かされました。どうも予約するのが基本のフランスの病院では、一口に外来といっても、予約を取ってある患者さんと、今回のボクみたいに飛び込みの患者さんとをしっかり分けるみたいですね。そこでしばらく待つと、診療室に呼ばれ、その場で簡単な手術ということになったわけでしたー。今日1日は、骨折した時みたいに腕を吊っていなければならず、更に次の診察まで、人差し指と中指は包帯でぐるぐるに巻かれて完全に固定されています。まるで重傷患者みたい。

 執刀してくれたお医者さんはマリ人でした。かなり強烈な訛りがあったので、おそらく医学の勉強をするために高等教育の時点でフランスに来たか、もしくは医者になってからフランスに来た人なんでしょう。日本にはビザがないといけないんだよねぇーと言っていたので、別にフランス国籍を取得しているわけでもなさそうで、外国人の医者って日本にはあんまりいないよなぁと思いました。ハイチの地震の後に現地で医療活動も行ったそうで、その時は日本人医師と一緒に仕事をして、とっても優秀でいいやつらだったと言っていました。

 1年半住んでいるとはいえ、医療システムも言語も違う外国で病院に行くなんて面倒くさいなぁーと二の足を踏んでいたものの、行ってみたら思ったより早く適切な処置を受けることがきたし、こうしていろいろフランスの医療の現状を観察することもできたので、これはこれで良い経験だったかなぁと思います。とりあえず立替え払いしておかなければいけない治療費の請求書を受け取るのが少し怖いけど。曲がりなりにも手術をしてもらったわけで、5万円ぐらいするんじゃない?というのが同級生の見立て(フランスの医療保険に加入していないので全額負担。)。保険の請求とか面倒くさそ…。
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