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 映画を見てきました。今週封切られたばかりのダニエル・オートゥイユ初監督作品。『画家と庭師とカンパーニュ』(日本でもDVDが出ています。必見!)でものすごく気に入ったので、楽しみにしていたというわけです。ストーリーは、動きがないというかすごく素直というか、とにかく単純なので、この後どうなっちゃうんだろうとか思ってドキドキしながら映画を見たいという人にはオススメしませんが、かといって単なる「いい映画」で終わっている感じもなく、数多く織り交ぜられている南仏の美しい景色がとても印象的で、見終わった後に「いい気分になる」というのとは違いますが、ある種の気持ち良さの残る映画だなという感じがしました。

 日本で封切られるという情報は今のところないので、日本で公開される機会があるかどうかはまだ定かではありませんが、もし公開された場合はぜひ。問題は邦題で、原題を忠実に訳すと「井戸掘り師の娘」となるのだけど、それじゃちょっと売れなそうですよね。原題は『La fille du puisatier』というのだけど「puisatier」が含むニュアンスと「井戸掘り師」という聞き慣れない単語が醸し出す印象というのが大きく異なっているような気がするのです。かといって、原題とは全然違うじゃんという邦題を付けて、「これはうまい」と思わせられる例も決して多くないので、難しいところですな。

 ダニエル・オートゥイユは、早くも次の監督作品の準備を始めているそうで、次の映画の原作も、この映画と同じマルセル・パニョルによるものだそうです。パニョルの作品は読んだことがないけれど、『画家と庭師とカンパーニュ』(この作品こそ原題と邦題が異なる。原題『Dialogue avec mon jardinier』を直訳すると「庭師との対話」。)といい、この作品といい、雰囲気というか絵というかは大好きなので、おそらくオートゥイユ自身の趣味ということなのでしょう。したがって次回作も楽しみ。果たしてボクがフランスにいる間に封切られてくれるでしょうか。

 ヒロイン役のアストリッド・ベルジュ=フリスベは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』の最新作にも抜擢されているそうなので、これから大活躍していくんでしょうねぇ。この役どころはとても上手にこなしている印象を受けたし、なにより雰囲気づくりが上手だなと感じました。もっとも、作品の中で変化に富んだキャラクターではなかったので、いろんな役どころを演じることができる女優さんなのかどうかはよくわからなかったけど。それでも、それなりに心理描写の点で表現力を求められる役を見事にこなしていたと思いました。

 また名脇役的ポジションには、カッド・メラ。『Bienvenue chez les Ch'tis』というフランスで驚異的に大ヒットした映画で主演した性格俳優で、正直役どころはかなり微妙だったのだけど、それをああいう形で存在感を放つ役柄に仕立て上げられたのも彼ならではというところでしょうか。
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