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全日本フィギュアが終わりましたね。女子で、中野友加里が2回連続で惜しいところで代表の座を逃したことについては、同情を禁じ得ませんでした。単に2回連続でということだけではなくて、彼女の演技の持つ芸術性の高さ、そのひたむきな姿勢、インタビュー等での真摯な受け答え等、いろいろなものからそう思わせられました。とはいえ、代表に選出された鈴木明子も大事な全日本できっちり良い演技を見せてくれたわけで、それが勝負の世界だということであれば、結果についてはまぁ仕方ないかというところです。特に今季のグランプリシリーズを見ると、その成績は明らかに鈴木の方が良いわけだし、その上全日本でも中野に勝る成績を残したなら、まぁ妥当ですよね。

それは良いとして、オリンピックの直前に開催される四大陸選手権。これはいわばオリンピックの前哨戦の位置付けになる大会だと思うのですが、その四大陸選手権への出場選手3人に、中野友加里と鈴木明子がどちらも名を連ねています。どうしてそういうことするのかなぁ、とスケート連盟のセンスが信じがたくて仕方ありません。終わった後まで更に同じ大会で競わせるなんてかわいそうとか、そういうことをまったく言うつもりはなく、単純に、そこで鈴木明子が大コケして、中野友加里が渾身の演技で超高得点で優勝とかした場合の対応振りは考えてあるのか、という論点を惹起したいのです。アテネオリンピックの際、女子マラソンで世界陸上で銀メダルを獲った市橋有里を早々に代表選手に内定し、その後、複数の選手が市橋よりも分単位で良いタイムを各地の国際マラソンで叩き出し、代表枠が足りなくなって、代表選手の選出のあり方について陸上連盟がたたかれるということがありました。下手をしたら、それがフィギュアの世界で再現されるのではないか、ということ。

あの時の世界陸上はオリンピックよりもかなり早いタイミングで開催されたもので、今回の全日本はオリンピックに近接したタイミングで開催されたものだから、あの時の世界陸上と違ってオリンピック時点での力の差に極めて近いのだという主張はあり得るけど、それは、鈴木より中野が良い成績を上げる蓋然性が低いことを説明する一つの根拠に過ぎません。ここで主張したいのは、実際にどちらが良い成績を上げるかに係る見極めについての問題ではなく、アテネオリンピックの時のような叩き方をされる可能性があるということまで十分考えをめぐらせず、中野と鈴木をオリンピック前の大きな国際大会に共に出すということを決めたのは、あまりに無邪気で思慮に欠ける決定ではなかったか、ということなのです。仮にアテネの時のように連盟が叩かれることになれば、(四大陸で結果を出せなかったという帰責事由はあるにせよ)オリンピック直前の精神状態として鈴木明子はかなりかわいそうな立場に追い込まれることになり、ひいては日本選手団全体の利益(単純にメダルの数とか)を害することになると思うのです。

というわけで、来年の四大陸選手権の派遣選手の人選はいかがなものかと。日本女子は、全日本の結果を見ても、若手がよく育っているのだから、オリンピックイヤーだからこそ、普段はお鉢の回らない彼女たちに四大陸という大舞台を経験させるということだってできたはずなのに、どうしてよりによって中野と鈴木なのかと。本当に言葉が出ませんでした。中野には、この大会でぜひ大活躍してほしい。
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