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2009.10.07 山田太郎御中
幹事をやることが多い。一般論としてもそうだけど、それはまぁ置いておいて、予定されている大きな宴会のうち、幹事を務めるものが年内に3回。そのうちの1つは、葉書で出欠を募っており、ちょうど締め切りが過ぎたところである。今日、1枚の葉書が届く。締め切りは1週間前だと言っているのに、どこのアホだ、こんなタイミングで送ってくるのは(想定の範囲内なので別に困ったことはないけど。)、と思いながらよくよく見ると、宛名欄の「●△◆□(ボクの本名)行」の「行」が丁寧に消され、なんと横には「御中」と書いてある。これにはガックリ。「●△◆□」はどこぞの会社か、と。初めて見ました、こんな人。ボクよりも少なくとも7歳は年上だから、もう30歳は過ぎているはずですが、こんなに恥ずかしい人がいるのですね。人からそう思われないようなオトナを目指したいものです。

そもそも、「御中」の「御」という字は、当該「御」という字の後に続く言葉を丁寧にするために敬意を示す働きをする語であるのだから、「御中」は相手にあたる何かの「中」という意味なのだというのは、考えなくてもわかりそうなものである。その人はボクの中の何に出欠の葉書を出してくれたのだろうか。脳のうち、幹事の労を担当する部分? そんなアホな。個人の名前の後に「御中」と付すなんて、そう考えただけでもナンセンスだということはわかるじゃないか。今のボクだって、こういう自分の主張は何か間違っているのかもしれないと思った上で、マナー辞典的なものを引いてこう言っているんじゃない。だって、そんなことするまでもなく、ここに書いたことが正しいということは確信しているし。

「御中」は例外的に低レベルだとしても、敬称の誤りは散見される。「様」の方が本来「殿」よりも格上だというのはよく知られていることだけれど、「各位」が敬称であるということを理解している人は意外と少ない。すると何が起こるかというと、「●●課各位殿」なんていう不恰好な日本語がお目見えすることになる。「●△◆□様殿」と書いているようなものじゃないか。そんなもの、判断がつかないのなら、「●●課の皆様」と書けば良いのだから、いかなる疑いもなく、「各位殿」を当然のように使っているということがわかる。残念。この原因は、そもそも「殿」が多用される傾向にあるからだと思う。「様」ほど格式ばっていないと整理される言葉なので、使い勝手が良いというのはわかるけど、「●●課長殿」という言い方は、もはやスタンダードになったかと思われるほど広く流通している。本来、「課長」は一つの敬称なのだから、その後に「殿」を付す必要はなく、むしろ「殿」を付すことによって「●△◆□様殿」と同じことが起こっているのだけど、どうしてあまり理解されないのだろう。たとえば電話応対なんかでは、相手に自分の課長についてへりくだって言及するときに、「●●課長」というのは敬称を付していることになるから正しくなく、どうしても単なる呼び捨てが憚られるようであれば「課長の●●」と言うというのは王道で、それは実際に実践している人が多いと思うのだが、それがテキストになった途端に、どうして「課長」が敬称であるという理解が消えうせ、「●●課長殿」と書くんだろう。あれは不思議。むしろ、それが広く流通していると、単に「●●課長」と書くほうが、丁寧さを欠いているように見られるのかもしれないと思い、不愉快ですらあります。敬語についてモノ申したいことはまだまだあるが、今日はとりあえず敬称シリーズということでここで打ち止め。
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