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危険運転致死傷罪は適用にならなかったよっていう判決について。
いや、正確にいうと、その判決に関する報道について。

ニュースの論調は「7年半なんて短い!」というもの。
もちろんNHKの解説なんかはそんなに単調じゃなくって、
ちゃんと危険運転致死傷罪成立の要件を説明した上で、
「今回はその要件を満たさないということになって、
過失で最高刑の7年半になりました」っていう解説をしてるんだけど。

その手の解説からにじみでてくるメッセージは、
「要件を満たさないと判断するなんて裁判所は甘い!」というもの。
そりゃぁ国民感情からすれば、被告にはもっと厳しい刑を、
というほうが共感を得られやすいんだろうけど、ちょっとどうなの。

もちろん判決文には世相を反映させる役割は自然とあるけれど、
裁判官がきちんと法律に則った判断をするというのが法治国家。
その「法律」が極端に厳しい要件を定めていたら、
その要件を満たしているとは、裁判官でも判断するのが難しい。
逆に要件を満たしていないのに、裁判官が恣意的に「満たしている」、
と判断できてしまったら、そんな恐ろしい世の中ないぞ。

ニュースがメッセージを発するとしたら、
裁判官がそういう判断をしたことを批判する方向ではなく、
裁判官すらそういう判断をせざるを得なかった法制に対する批判、だろ。

現にインタビューを受けた専門家も
「裁判官の裁量に委ねられた罪とはいっても…」という言い方をしていたし。
あの報道の仕方だと専門家のその言い回しも、法律を知らない人には、
ニュアンスが伝わらなくなっちゃうと思うんだけどなぁ。
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