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2010.10.20 デモとの遭遇
 日本でどの程度報じられているのかはよく知りませんが、9、10月はフランスではデモ又はストの季節。今年も御多分にもれず、9月上旬から3回ほどストが起こりましたが、デモについては、少なくとも頻度でいえば今が最高潮。ここのところ連日のように、少なくとも大きな規模の街では市街地でデモが行われています。今年は、政府が年金の給付年齢を60歳から62歳に引き上げる法案を通そうとしていることに反対して行われているのだけど、日本はもちろんヨーロッパの周辺諸国だってみんな65歳ぐらいだっつーの。しかも、法案審議のプロセスは、もはや佳境を通り過ぎ、後は通過するのを待つだけというような状態なので、デモやスト一つで何が変わるわけではないものの、そこはお国柄、もはやストのためのスト、デモのためのデモという雰囲気すら漂っております。彼らが掲げるプラカードを見ると、年金問題とは直接の関係はない賃金の引上げ要求とかが書かれたものもあるし。

 で、つまらない講釈はこのあたりにして、微妙に巻き込まれたわけです、今日。午後、大きなデモが市街地から離れた公園で行われるのは知っていたものの、街に戻って来る頃にはさすがに終わっているだろう&そもそもデモも市街地からは離れているしと思い、安心して買い物に出かけたわけです。しかも今日のターゲットは椅子。配送サービスを頼めば良いものを、49ユーロという価格にひより、持ち上げられないことはない段ボールを自分で持って帰ることを選んだのでした。というのも、お店からだと1度乗り換える必要はあるものの、我が家に帰るには最寄りのトラムの駅から3~4分歩けば良いだけだったので。

 そして、予定どおり巨大で重い段ボールを抱え込んでトラムに乗ると、乗換駅の1つ手前で、デモのためこの先行けません降りてください、とアナウンス。何言っとんじゃいと思い、仕方ないので(タクシーにも大きな箱を見て乗車拒否されたので)1駅歩くと、乗換駅のある繁華街にはデモ隊の群れ。みんな思い思いの旗やプラカードを持ち、ブブゼラやらスピーカーやらで思い思いの音を出し、騒いでいるじゃぁありませんか。先述のとおり、もはやデモのためのデモなので、参加している人たちもほぼイベント気分で参加しているようで、みんな歩きながら笑顔でくっちゃべっていました。たまったものではないのが、トラムを待たされている人たち。何も面白くないゎ、という顔でみんなブスっと待っておりました。しかも、毎夕発行の無料情報誌を配るお姉さんも、人数の多いデモ隊にばかり一生懸命配っているので、時間を持て余してるのはこっちじゃい、こっちに配らんかい、という感じ。代わりに、労働組合のおじさんが彼らの機関紙をこっちに配ろうとしてきて、むしろあなたたちの活動に迷惑しているんですが、とみな閉口。

 待たされた挙げ句、結局デモ隊の行列がすべて通り過ぎるのを待ってトラムは動き出したものの、こういう時だけはトラムは脆弱だなぁ、と。道路の上を走るので、道路の上に停まられると、走れないのね。無理矢理走ってしまったらデモ隊もひよって停まるのではないか、とか考えたけど、デモ/ストの国に育つ人たちに、それは無理な注文なんでしょうか。せっかく今日までろくに巻き込まれずに来たのになぁ。まぁ、ストだったわけじゃないし、このぐらいで済んだから良かったけど。いつまで続くのやら。
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