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~シャガールからマレーヴィチまで~


見てきました。Bunkamura サ・ミュージアム。

作品の数自体は、都美でやる企画展みたいにバカ多くはなかったんだけど、
しっかり見れば2時間はちゃんと経つようなボリュームの展覧会でした。
ロシア美術だけを集めた展覧会って、実は今まで見たことがなくて、
エルミタージュ展とかだってロシアのものはどこに?っていう感じだったわけだし、
名前も知らなかった作者も結構いたりして、作品群そのものだけでも、かなり新鮮でした。

展覧会の構成も単純にクロノジカルではあるんだけど、
各章のとびらの説明が非常に端的で、2時間で見てしまう素人にとっても、
今回の展覧会のコンセプトがとてもわかりやすく思えるもので、好感がもてました。
ある地域のある期間の作品を網羅的に集めた展覧会って
(厳密には、今回のはモスクワ市近代美術館展だから、違うけど)、
見せ方に学芸員のセンスがもろに現れてしまうわけで、それはとても怖いことだけど、
マレーヴィチであったり、ピロスマニであったり、特定の作家にスポットを当てたコーナーもあり、
わずかではあったものの彫刻や映画の展示もあり、楽しむことが出来た。

難点をあげるとすれば、図録。
たしかに、この時代のロシア美術に関する研究というのは、
他の分野に比べたら品薄になってしまうのかもしれないのはわかるけど、
参考文献リストはお粗末だし、そもそも解説めいたテキストが非常に少ない。
亀山郁夫に寄稿してもらうなど頑張っているのもわかるんだけど、
絵のページには絵しか載せない昔のローテク図録のままだし(あえて?)、
かといってテキストページには各作品400字程度のコメントがついているだけ。
あれで2,300円というのだから、本当のファンは泣いてしまうんじゃないでしょうか。
だから買わなかったわけだけど。

あと、どうもいいけど、グッズ。
絵葉書も含めて、すべてモスクワ市近代美術館のものでした。苦笑

そうそう、レントゥーロフの「教会と赤い屋根のある風景」という作品が一番気に入った、
と思いながらずっと展覧会を見ていたんだけど、出口のグッズ売り場に来ると、
絵葉書もレプリカもクリアファイルもブックマークも、その作品ばっかり。
自分の目も人並みに絵を見れる目なんだな、と安心する一方、
ごくごく平均的な感覚しか持ち合わせていないんだな、という気にさせられました。
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